仕事より、家族や友人との食事を選ぶ。
イタリアで16年、そういう人たちの中で暮らしました。
間庭 マニーさやか
1967年、神奈川県生まれ。日本大学芸術学部写真学科卒業。 1992年に渡伊し、フィレンツェに16年在住。日本の雑誌社の現地コーディネーターとして、数多くの取材に携わる。
帰国後、湘南T-SITE蔦屋書店のオープニングスタッフとして「食」の本のコンシェルジュを務め、企画イベントで2015年度の年間売上1位を獲得、表彰される。 イタリアワイン「ZIOBAFFA」日本アンバサダー。スローフード協会会員。 現在は九十九里浜でヤギを飼いながらイタリア式スローライフを送り、クライアントさんの「何歳からでもイタリアで暮らすように滞在する」夢をコーチング伴走する”モンドアモーレイタリアクラブ”の体験企画運営をしている。
『あなたの夢は ”他人の過去の経験”を借りて叶う』
16年ぶりに日本へ帰ってきたとき、いちばん驚いたのは景色ではなく、人の表情でした。
みんな、よくがんばっている。よく気を遣っている。でも、あまり幸せそうに見えない。
イタリア人が特別に自由な人たちなのかというと、そんなことはありません。彼らは彼らで、面倒くさくて、うるさくて、時間にもルーズです。ただ、ひとつだけはっきり違うことがあります。
自分の気持ちに正直で、目の前の人との時間を、何よりも優先する。
仕事より家族との食事を選ぶ。喜怒哀楽を隠さない。助けを求めることを恥だと思わない。失敗しても、人生まで否定しない。
どれも、日本人が「本当はそうしたい」と思っていることばかり。できないのは、性格の問題ではなく、社会に合わせて生きているからだと思っています。
イタリアと日本、それぞれの歴史や文化のルーツをたどりながら、その違いがわかれば、生き方は自分で選べます。
イタリア人が普段やっている「今日から出来る30のアクション」を読者一人一人が実行すれば、
日本社会をより幸せに生きる社会にみんなで変えられる、そんな本をいま一冊にまとめています。
1992年に渡伊してから16年、私はフィレンツェで暮らしました。
日本でトスカーナブームが起きた頃、雑誌や出版社からの取材依頼が相次ぎ、現地コーディネーターとして数多くの撮影に携わりました。『25ans』(アシェット婦人画報社)のフェラガモ宮殿でのタレント撮影もそのひとつです。イタリアの上流階級の邸宅でのファッション撮影の際、日本人クルーとイタリア人スタッフの仕事に対する緊張感がまるで違うという体験をしました。
帰国後は会員制の文化サロンを立ち上げ、14年にわたって主宰しています。ワイン片手のイタリア語講座、イタリア人シェフの料理教室、トスカーナや南イタリア・チレントでのオリーブ収穫や料理体験。イタリアを「知る」のではなく「体験する」場をつくってきました。
2014年、その活動を評価され、湘南T-SITE蔦屋書店のオープニングスタッフとして「食」の本のコンシェルジュに就任。企画したイベントで、2015年度の年間売上1位を獲得しました。本を売る現場に立った経験は、いまも私の中に残っています。
2016年、イタリア映画『Bella Vita』の上映イベントで、映画に使われたワイン「ZIOBAFFA」を飲みながら鑑賞する企画をイタリア側に提案しました。ワイナリーオーナーのピエルジョルジョ・カステッラーニ氏からワイナリーに招待を受け、アディダスのCEOカスパー・ローステッド氏と同席。(両氏は世界的画家 故キースヘリング氏と親友のため交流がある)
驚いたのは、ワイナリーオーナー ピエルジョルジョが、私をアディダスのCEOと同等に扱った事でした。「本物の大物は、人を差別しない。」イタリアという社会の芯を見た気がしました。
その後、ZIOBAFFA(ジオバッファ)日本アンバサダーに任命、
2017年、映画監督ジェーソンバッファ氏来日ワインイベントを南青山にて開催、大成功を収める。
2018年には、雑誌「HONEY」の26ページに及ぶ特集でライターとイタリアへ。
2019年、今上天皇の即位の礼に招待されたイタリア代表団の副リエゾンを務めました。(リエゾンは外務省イタリアミラノ領事官)
2025年には、75歳の建築家であり彫刻家の中山和比古さんの「イタリアの小さな村を車で巡りながら、3か月、暮らすように旅をしたい」という夢に、88日間コーチング伴走をしました。
旅の途中で、頑固だと言われていた中山さんが少しずつ変化、『人は環境が変わり、気づかせる役目の人が伴走すれば何歳からでも変われる。』それを目の前で見た、マジックイタリア88日間でした。
ファッション、出版、食、ワイン、そして外交。イタリア社会のさまざまな層に、私自身の人柄のみで入り込んできました。そしていまも、イタリアで多くの日本人の人生が変わる瞬間に立ち会い続けています。この本に書いていることは、すべてその中で見てきたことです。
ワイナリーオーナー ピエルジョルジョ カステッラーニ氏と
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manny@mondoamore.com